赤い糸

2021年03月31日

華節雲便りNo.24:ふるふるみつる

本屋さんの新刊コーナーでタイトル買いしてしまいました。『赤くない糸で結ばれている』(^◇^)

https://www.kadokawa.co.jp/product/322008000151/


「糸」というと中島みゆきさんの歌を連想する人もたくさんいそうですが、春の季語に「糸遊(いとゆう)」がありました。 陽炎 (かげろう) のことだそうです。こちらは ♪ 愛はかげろう〜 と歌いたくなりますが、雅夢(がむ)って一発屋だったなぁ……好きだったのに( o´ェ`o)

【愛はかげろう】
https://sp.uta-net.com/movie/122/



陽炎はとてもやわらかい鎖


『ハミング』(月野ぽぽな)からの一句。なんとなくセクシーさを感じてしまうのは私だけ……のような気がする(;´∀`)


*****


「桜蘂降る(さくらしべふる)」という季語もあります。花が散り終わったあと、こまやかな桜の蘂が降ることをいうのですが「霾る(つちふる)」という季語も。こんな漢字は初めてみました。気象の話と季語の話をどうぞ。

https://news.yahoo.co.jp/byline/mikajiritomoko/20210329-00229842/

http://sogyusha.org/saijiki/01_spring/kousa.html


*****


今月の記事は24。母の誕生日が3月24日なので偶然にしても嬉しく思ったり……昨晩は小さい頃、お気に入りだったお昼寝布団の模様を突然思い出しました。どこかに似た模様のハンカチとかないのかなぁ、としばしもう会えない母を偲んでしまいました。


3月はあたたかい日が多かった気がします。文字だらけで彩りの少ない戯れ言ブログに訪問して下さる皆さまのあたたかいお心もたくさん感じた弥生でありました。本当にありがとうございます m(*-ω-)m


タイトルは昔読んだ本にあった祝詞から。


きひる(黄金に輝く)
ひひる(光る)
たからさお(宝の徳分)
ふるふるみつる(満ち溢れて降ってくる)
あめつちのさお(天と地の有難い恵み)



次の更新は4/2(金)の予定です。皆さまの毎日に素敵な出来事が「ふるふるみつる」でありますように。またよろしければお付き合い下さいませ。



rohengram799 at 08:20コメント(6) 

2019年04月22日

春愁雲便りNo.21:S・O・S

「真っ白なショートケーキのどのへんを崩せば好きになってくれますか」


今日はショートケーキの日ですね。野島伸司さんの脚本で『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』ってドラマがあったよなぁ(見ていない)と思って、タイトルをつけました。私が今、切羽詰まっているとかそんなことはありませんので、万が一にも気にされた方がいましたら、申し訳ないです〜深く考えないで下さい(´ー`A;)



切羽詰まるを変換してで「切羽」ってこういう漢字なのか、羽根を切るのに詰まるってなんだ?と思ったら鳥の羽根ではなかった('~`;)

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1012144070?fr=rcmd_chie_detail



最初の短歌はこ千原こはぎさんの作品。こちらの本の皆さまの感想、コメントにもたくさんステキな言葉が散りばめられていました∩(´∀`∩)


ちるとしふと (新鋭短歌シリーズ39) >> https://i.bookmeter.com/books/12765628




どこかで青い鳥が赤い糸を持って来てくれたら最高!という話を聞いた用な気がしますが、そんな他力本願はダメ!と思うおやぢの午後であります。



では、どうぞよい1週間を♪(o・ω・)ノ))






rohengram799 at 15:13コメント(2) 

2013年10月17日

しらす雲便りNo.38:十三夜の赤い糸

今日は十三夜ですね。俳句の季語でただ「月」と表現されるのは秋の月のことだそうです。月が一番美しく見える季節ということでしょうか?


「中秋の月見を自宅以外で眺めると、片月見とならないように後の月見も中秋の月見をした場所に出かけていって眺めないといけない」という話は前にも書いたような気がしますが(平安の頃はデートの約束みたいなもので「十五夜を一緒にみたから、十三夜も絶対見ようね!」的な話)これは江戸の遊里、吉原の客寄せのひとつだという説もあるそうです。中秋の名月の日に吉原で遊ぶ→片月見を避けるために後の月(十三夜)も行かないと粋じゃない!→しかしカネがなぁ(-_-;)→「月宮殿へ二度のぼるいたい事」という川柳ができる(笑)


吉原ではどちらの月見の日も「紋日」という特別な日とされていて、お客さん達はいつも以上に気前のよいところを見せるために散財したらしいです~いつの時代も殿方は見栄晴くんですな( ̄▽ ̄;)


『赤い糸切れたと思う十三夜』(わたなべじゅんこ)


片見月の話を知ってからこの俳句を読むと、ただ十三夜の日に別れたという単純なものではない、ドラマを感じてしまいます。なんか切なく哀しい(´;ω;`)ただ満月とかでなく「復縁の月」とかないのかしら?…イヤイヤ、月は夜ごと姿を変えていくのですからソレはマズイ気がする(-""-;)


アレコレ考えずに、美しい月をながめられることをシアワセだと思うことにします。皆さまもステキな夜を過ごされますように(^.^)



*ここ数日livedoorブログのコメント受け付け機能にまた不具合が生じているみたいですね。そのような事がありましても、ワタクシは拒否しておりませんのでご理解下さいませ。


rohengram799 at 14:40コメント(8) 
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