備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

好きなことを好きな時にチマチマと書いています☘️

タグ:配達

こんにちは🌼

朝から防災無線で「熱中症に気をつけて」の注意喚起が……昔は35℃の日なんて8月に3日あるかないかくらいだったのに、今では当たり前になっているような……これからもう熱帯夜ではなく酷暑夜とかいう恐ろしい言葉が当たり前に使われることになりそう😰😰😰


💌


郵便屋さん   野口雨情


夏の熱い日
汗水あせみづ流し

セツセ、セツセと
郵便くばる

冬の寒い日
手足もこごえ

セツセ、セツセと
郵便くばる

誰たれもお礼を
言はないに

平和のお使ひ
郵便屋さん

これも世のため
人のため

皆さんお礼を
申しませう



今日は文月のふみの日では!? と思い、先日青空文庫で見つけた野口雨情の『未刊童謡』にあった郵便屋さんの詩がピッタリでは?と思いました。

人員不足などで土曜日の普通郵便配達はなくなりましたが(私が小学生くらいまでは田舎の郵便局は土曜日も半日やっていた気がする)この暑さの中、配達するのは本当に大変💦

昨日は夕方、雷がスゴく鳴り響いて、1分くらいだけど停電にもなったし(ダンナさんの職場では3回くらいあったらしい)台風みたいな雨が短時間に降ったりして(でも空は青い😓)郵便屋さんに限らず配達の人は大変だったと思います。


皆さまもどうぞムリはなさらずに!


♪僕のアダナを 知ってるかい 朝刊太郎と 云うんだぜ~


この歌のタイトルは「新聞少年」なんですね。ずっと「朝刊太郎」だと思っていました。そして歌詞も♪オレの名前を知ってるかい 朝刊太郎というんだよ~ だと思っていました。まぁリアルタイムで聞いていた世代ではないので仕方ないですよね~(^o^;)



昔のアニメや芸能人などの再現ドラマでは、小学生が新聞配達をしている場面がありますが、今はダメなんですよね。私が小学生の頃はまだ配達や広告の折り込みをしている同級生がいたように記憶しているのだけれど(ウチは自営業だったので、ちょっと憧れだった)いつからダメになったんだろう?



高見順の詩『おれの期待』は、病床で新聞配達の姿を見て書かれた作品のようです。最後の一行、私も「空のお城通信」を(妄想と邪な心を込めて)ずっと配達できたらいいなと思います・・・ってGWとか関係なくブログは書いているし。「恐怖新聞」にならないように気をつけます・・・(;・ε・ )




『おれの期待』       


徹夜の仕事を終えて
外へおれが散歩に出ると
ほのぐらい街を
少年がひとり走っていた
ひとりで新聞配達をしているのだ


おれが少年だった頃から
新聞は少年が配達していた
昔のあの少年は今
なにを配達しているだろう
ほのぐらいこの世間で


なにかおれも配達しているつもりで
今日まで生きてきたのだが
人々の心になにかを配達するのが
おれの仕事なのだが
この少年のようにひたむきに
おれはなにを配達しているだろうか


お早う けなげな少年よ
君は確実に配達できるのだ
少年の君はそれを知らないで配達している
知らないから配達できるのか
配達できるときに配達しておくがいい
楽じゃない配達をしている君に
そんなことを言うのは残酷か


おれがそれを自分に言っては
おれはもうなにも配達できないみたいだ
おれもおれなりに配達をつづけたい
おれを待っていてくれる人々に
幸いその配達先は僅かだから
そうだ おれはおれの心を配達しよう


(高見順)




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