野菊

2016年08月15日

乗雲便りNo.15:オスカーさんは○○のような人だ…!

『立ち止まり犬と平和の風を嗅ぐ』(前寺滋子)


この前の発売中の『ビッグコミックオリジナル』の表紙(松村誠さんのイラスト)に「平和の俳句」が載っています。戦時中は真偽のほどはわかりませんが、飼い犬も差し出すように強制されたとか……。空の青さ、風のさわやかさ、飼い主との散歩をするおだやかな毎日を楽しんでいるワンちゃんたち、それををながめているこちらもホッコリした気持ちになります。 この句も含め、昨年1年間の作品は『金子兜太といとうせいこうが選んだ「平和の俳句」』(小学館)で読むことが出来ます。



前は夜7時でも明るいな~と思っていましたが、やはり日が短くなってきていますね。コンビニには来月から販売される、おでんの予約チラシが……(^。^;) おでんの具はちくわが大好きですが、大根も好きだぁ~!!


大根は漢字で書くと「大きな根」……根菜類の中でとにかく土の中にある根の部分が大きくなるという事でこの名前がついていますが、平安時代などは大きい根とかいて「おおね」と呼んでいたようです。大根は「古事記」や「日本書紀」にも登場しているそうで、もともと日本には自生していた植物なんですね。


平安時代や鎌倉時代の文献には女性を表す言葉として「君は大根のようだ」とか「君は大根のようだ」とという表現が出てくるらしい……。「野菊のようだ」なら嬉しいけれど、大根ですかぁ…(ー_ー;)となりますが、この当時の大根は今のようなドッシリしたものではなく、どちらかというとスラリとしていたので、形ではなく「色が白い」という褒め言葉として使っていたのでは?ということです。他に白いものはなかったのか?と考えなくもないですが、大根の白さが瑞々しくてよかったのかしらん? 私も昔は色白だった……はず……(¨;)


「千六本」ってありますが、大根を大雑把に千本以上細かくするという意味だと思っていましたが(あ、私だけ?)大根は中国語で「ローボー(蘿蔔)」といって、このローポーを糸のように、繊維のように細くするので「センローボー(繊蘿蔔)」。それが日本に入ってきて、解りやすい漢字が当てられて「千六本」となったそうです。


またカイワレダイコンは江戸時代から食べられていて、江戸幕府は「ちゃんと育てれば大根になるのに、その前に食べてしまうのは贅沢だ!」と禁止令を何度も出しているそうな~これにはちょっと笑いました(≧∇≦) 江戸城のどこかに大根畑とかあったのかしら?




日に日に足がむくんで立派なダイコンに育っているワタクシ……うまい使い道もないので、とりあえず歩いて買い物に行こうっと(O.O;)(oo;) 皆さまもお身体に気をつけて下さいませ。






rohengram799 at 13:05コメント(14) 

2011年10月20日

第603号:『野菊』に思う

今日は皇后さまのお誕生日ですね。77歳、喜寿のお祝いを申し上げます。おめでとうございます。


ウチの母がよく「自分の娘にも孫にも好きな時に逢えなくて…」と美智子さまのお母さまの姿をニュースで見ながら言っておりました。美智子さまも、お嫁にいかれた清子さんと街にお買い物は無理ですよね。


読売新聞に災害について寄せられた回答全文が掲載されていました。


「この時期、自分の持ち場で精一杯自分を役立てようとしている人、仮に被災現場と離れた所にいても、その場その場で自分の務めを心をこめて果たすことで、被災者との連帯を感じていたと思われる人々が実に多くあり、こうした目に見えぬ絆が人々を結び、社会を支えている私たちの国の実情を、誇らしく感じました。」


私、この文章を読んだ時に泣いてしまいましたわ(;_;)


>その場その場で自分の務めを心をこめて果たす


これからも、絶対に忘れてはいけない心ですね。


また陛下とハマギクを観賞されている写真を見て『野菊』という唱歌を思い出しました。3番まであるのですが、私は2番の歌詞が好きです。


♪秋の日ざしをあびてとぶ とんぼをかろく休ませて しずかに咲いた野べの花 やさしい野菊 うすむらさきよ


凛とした水仙も美智子さまにピッタリだと思うのですが、私はこのうすむらさきの野菊に慈愛の笑みを浮かべた美智子さまをかさねてしまうのです。


「生きていればまた逢えるかもしれない。逢えなくても思い続けることはできる」


今日見つけたこの言葉も大切にして、野菊のように「けだかくきよくにおう」ように明日も過ごしたいものです!!



rohengram799 at 22:31コメント(13) 
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