関西弁
2022年08月23日
夕菅雲便りNo9.:ココロをヤる〜葉月☀
おはようございます(•ө•)
今日は処暑。暑さがおさまり秋らしくなる…のはまだ幾らか先のような気もします。旧暦の葉月は9月上旬ごろからですが、阪田寛夫さんの『葉月』という詩を知りました。コレ、標準語だとスゴい暗くなってドンヨリしそうですが(ギョッ!!とする表現もあるし)関西弁(だよね?)なのでいくらか救われる気がします。ドリカムの「大阪LOVER」で気分をアゲてみました(*ノ・ω・)ノ♫
https://www.uta-net.com/song/52084/
「葉月」 阪田寛夫
こんやは二時間も待ったに
なんで来てくれなんだのか
おれはほんまにつらい
あんまりつらいから
関西線にとびこんで死にたいわ
そやけどあんたをうらみはせんで
あんたはやさしいて
ええひとやから
ころしたりせえへん
死ぬのんはわしの方や
あんたは心がまっすぐして
おれは大まがり
さりながら
わいのむねに穴あいて
風がすかすか抜けよんねん
つべとうて
くるしいて
まるでろうやに ほりこまれて
電気ぱちんと消されたみたいや
ほんまに切ない お月さん
──お月さん やて
あほうなこと云いました
さいなら、わしゃもうあかへん
死なんでおれへん
電車がええのや
ガーッときたら
ギョキッと首がこんころぶわ
そやけど
むかしから
女に二時間待たされたからて
死んだ男がおるやろか
それを思うとはずかしい
└|∵|┐♪ └|∵|┐♪ └|∵|┐♪
「光球(こうきゅう)」を検索していた時に見つけた「心を遣(や)る」という言葉、Give my heart ❦ なのかしらん?と思ったら
① 心に滞るものを他におしやる。心のうさを晴らす。心を慰める
とあって、アラ(;・∀・)となりました。平仮名で「やる」だとプレゼント🎁的な意味合いが強くなるのかも。
ではでは〜よい1日になりますようにヾ(・ω・*)ノ
今日は処暑。暑さがおさまり秋らしくなる…のはまだ幾らか先のような気もします。旧暦の葉月は9月上旬ごろからですが、阪田寛夫さんの『葉月』という詩を知りました。コレ、標準語だとスゴい暗くなってドンヨリしそうですが(ギョッ!!とする表現もあるし)関西弁(だよね?)なのでいくらか救われる気がします。ドリカムの「大阪LOVER」で気分をアゲてみました(*ノ・ω・)ノ♫
https://www.uta-net.com/song/52084/
「葉月」 阪田寛夫
こんやは二時間も待ったに
なんで来てくれなんだのか
おれはほんまにつらい
あんまりつらいから
関西線にとびこんで死にたいわ
そやけどあんたをうらみはせんで
あんたはやさしいて
ええひとやから
ころしたりせえへん
死ぬのんはわしの方や
あんたは心がまっすぐして
おれは大まがり
さりながら
わいのむねに穴あいて
風がすかすか抜けよんねん
つべとうて
くるしいて
まるでろうやに ほりこまれて
電気ぱちんと消されたみたいや
ほんまに切ない お月さん
──お月さん やて
あほうなこと云いました
さいなら、わしゃもうあかへん
死なんでおれへん
電車がええのや
ガーッときたら
ギョキッと首がこんころぶわ
そやけど
むかしから
女に二時間待たされたからて
死んだ男がおるやろか
それを思うとはずかしい
└|∵|┐♪ └|∵|┐♪ └|∵|┐♪
「光球(こうきゅう)」を検索していた時に見つけた「心を遣(や)る」という言葉、Give my heart ❦ なのかしらん?と思ったら
① 心に滞るものを他におしやる。心のうさを晴らす。心を慰める
とあって、アラ(;・∀・)となりました。平仮名で「やる」だとプレゼント🎁的な意味合いが強くなるのかも。
ではでは〜よい1日になりますようにヾ(・ω・*)ノ
rohengram799 at 06:55|Permalink│Comments(2)
2018年01月21日
新光雲便りNo.15:食事の思い出
前から表紙を見て気になっていた『トラットリア・ラファーノ』を読んだのは昨年末でした。
http://www.tis-home.com/hiroki-nishiyama/works/21
トラットリアとはイタリアの気軽に入れる食堂、大衆食堂みたいな雰囲気や家庭的な雰囲気を持つお店のことをいうようです。ラファーノはイタリア語で西洋わさびのこと。「お客さまの人生に、ささやかな刺激と楽しみを添えられるように」という意味を込めた店名。
内容は裏表紙から・・・神戸・元町にあるイタリア料理店「ラファーノ」。兄と妹が厨房担当で、僕はホール係だ。ある日、高校の同窓生・優奈が来店した。お店を気にいったらしい彼女が何度か通ってくるようになった頃、高校時代のソフトテニス仲間・伸幸が店にやって来た―。プロシュート、鶏の白ワイン煮込み、仔羊のカツレツ、夏サンマのマリネ、カッサータ…など美味しい料理と、友情と恋愛の間で揺れ動く男女の心の機微とかけがえのない人生を描く感動の物語。書き下ろし。
父親が
「食事は思い出と直結している。とりあえず飢えを満たせばいいという食事でも、その状況そのものが、深いところで記憶に刻まれる。考えてみれば怖い話だ。つらい体験や苦しい体験と結びついた味は、嫌な思い出として心に残ってしまう。場合によっては『何も食べられなかった』という体験自体が、食事にまつわる記憶として心に刻まれてしまう」(p117)
語る場面には確かに・・・となりました。私も今までのブログ記事にも食と記憶についていくつか書いていましたね。
♪あなたがかんだ 小指が痛い 昨日の夜の 小指が痛い・・・これは伊東ゆかりさんの『小指の想い出』~なんて意味深な大人の世界の歌詞なんでしょーか( 〃▽〃) タイトルを打ち込んだら思い出したので書いてしまった(笑)
話を本の内容に戻しまして・・・後半で異人館巡りを友人たちとする場面があるのですが「なんか唐突だなぁ」と感じたのです。その理由が他の方々の感想を読んでわかりました。言葉が標準語ばかりで、舞台が神戸という雰囲気がなかったのですね。横浜や青山の話だとしてもあまり違和感があるとなかっただろうというくらいで。
そして、その感想に対して作家さんの事務所からコメントがありまたビックリしました。
【大変申し訳ないのですが、はっきりと方言しか使わない地方と違って、神戸の人は必ずしも関西弁では喋りません。そして、かなりの昔から、「標準語を関西風のイントネーションで喋る」という方法をとる人が珍しくない地方でもあります。また、港町という性質上、人の出入りが多いので関西弁を使わない人もいます。ですから「リアルさが薄い」と感じられたのであれば、それは、作品の別の部分に理由があるのではないでしょうか。(※著者自身は神戸生まれの神戸育ちです)】
う~ん、作家さんや関係者が読書メーターやら他の読書サイトをチェックしているのが当たり前なのかしら? 誤解されたままではイヤだな、というのがあるのかしら? これも意外な出来事でした。
http://www.tis-home.com/hiroki-nishiyama/works/21
トラットリアとはイタリアの気軽に入れる食堂、大衆食堂みたいな雰囲気や家庭的な雰囲気を持つお店のことをいうようです。ラファーノはイタリア語で西洋わさびのこと。「お客さまの人生に、ささやかな刺激と楽しみを添えられるように」という意味を込めた店名。
内容は裏表紙から・・・神戸・元町にあるイタリア料理店「ラファーノ」。兄と妹が厨房担当で、僕はホール係だ。ある日、高校の同窓生・優奈が来店した。お店を気にいったらしい彼女が何度か通ってくるようになった頃、高校時代のソフトテニス仲間・伸幸が店にやって来た―。プロシュート、鶏の白ワイン煮込み、仔羊のカツレツ、夏サンマのマリネ、カッサータ…など美味しい料理と、友情と恋愛の間で揺れ動く男女の心の機微とかけがえのない人生を描く感動の物語。書き下ろし。
父親が
「食事は思い出と直結している。とりあえず飢えを満たせばいいという食事でも、その状況そのものが、深いところで記憶に刻まれる。考えてみれば怖い話だ。つらい体験や苦しい体験と結びついた味は、嫌な思い出として心に残ってしまう。場合によっては『何も食べられなかった』という体験自体が、食事にまつわる記憶として心に刻まれてしまう」(p117)
語る場面には確かに・・・となりました。私も今までのブログ記事にも食と記憶についていくつか書いていましたね。
♪あなたがかんだ 小指が痛い 昨日の夜の 小指が痛い・・・これは伊東ゆかりさんの『小指の想い出』~なんて意味深な大人の世界の歌詞なんでしょーか( 〃▽〃) タイトルを打ち込んだら思い出したので書いてしまった(笑)
話を本の内容に戻しまして・・・後半で異人館巡りを友人たちとする場面があるのですが「なんか唐突だなぁ」と感じたのです。その理由が他の方々の感想を読んでわかりました。言葉が標準語ばかりで、舞台が神戸という雰囲気がなかったのですね。横浜や青山の話だとしてもあまり違和感があるとなかっただろうというくらいで。
そして、その感想に対して作家さんの事務所からコメントがありまたビックリしました。
【大変申し訳ないのですが、はっきりと方言しか使わない地方と違って、神戸の人は必ずしも関西弁では喋りません。そして、かなりの昔から、「標準語を関西風のイントネーションで喋る」という方法をとる人が珍しくない地方でもあります。また、港町という性質上、人の出入りが多いので関西弁を使わない人もいます。ですから「リアルさが薄い」と感じられたのであれば、それは、作品の別の部分に理由があるのではないでしょうか。(※著者自身は神戸生まれの神戸育ちです)】
う~ん、作家さんや関係者が読書メーターやら他の読書サイトをチェックしているのが当たり前なのかしら? 誤解されたままではイヤだな、というのがあるのかしら? これも意外な出来事でした。
rohengram799 at 15:16|Permalink│Comments(6)
2017年09月14日
竹酔雲便りNo.14:人間のショウメイ
台風の進路が気になりますが、今日は雲が多いながらも晴れて暑いですね~落ち着いた秋の雰囲気になるのはまだまだ先かも。
「季語には季霊(きれい)が宿っている」と平井照敏という俳人が言っていた、という記事を読みました。1931年(昭和6年)3月31日 - 2003年(平成15年)9月13 日)の俳人、フランス文学者だそうです。
『秋の夜の足音もみなフランス語』(昭和46)という作品、オシャレ~!と思いますが、これはパリでの生活がはじまった頃のフランス語ノイローゼを思い出して作ったものらしいです。短い旅行だったら、ああ、今自分はおフランスにいるのね~しあわせ(*´ω`*)な気持でしょうが、長い暮らしのこれからを考えたら不安な秋の夜長だったかも。 日本だったらフランス語ではなくて、関西弁とかがしっくり来るかしら!?(笑)
季語ってナンだろ?という言葉がたくさんありますが「焦螟(ショウメイ)」というのがありました。蚊のまつげに巣くうという想像上の非常に小さい虫のこと。そこで子を生ずるものとされる。季節は夏です。
また「度量の小さな人間の比喩になるとも考えられる」とありました。「○○の穴の小さいヤツ」より上品ではありますが、言っていることはこちらの方がかなり辛辣。度量が小さい、なんてモノではないですね。原子レベルの心の狭さ・・・イヤもう心を宿すことなど出来ないような。
「あなたってショウメイみたい」と言われた場合、多分一番最初に浮かぶのは「照明 」明るいわぁ~!だと思うのですが、ニッコリ笑った顔のウラにベッドの意味があったら・・・まぁこんなことを言われることはないだろうけれど(;´∀`)
でもでも、こんな度量の小さい、ケチくさい人間にはなるまい!と思った、小心者のワタクシでした!
「季語には季霊(きれい)が宿っている」と平井照敏という俳人が言っていた、という記事を読みました。1931年(昭和6年)3月31日 - 2003年(平成15年)9月13 日)の俳人、フランス文学者だそうです。
『秋の夜の足音もみなフランス語』(昭和46)という作品、オシャレ~!と思いますが、これはパリでの生活がはじまった頃のフランス語ノイローゼを思い出して作ったものらしいです。短い旅行だったら、ああ、今自分はおフランスにいるのね~しあわせ(*´ω`*)な気持でしょうが、長い暮らしのこれからを考えたら不安な秋の夜長だったかも。 日本だったらフランス語ではなくて、関西弁とかがしっくり来るかしら!?(笑)
季語ってナンだろ?という言葉がたくさんありますが「焦螟(ショウメイ)」というのがありました。蚊のまつげに巣くうという想像上の非常に小さい虫のこと。そこで子を生ずるものとされる。季節は夏です。
また「度量の小さな人間の比喩になるとも考えられる」とありました。「○○の穴の小さいヤツ」より上品ではありますが、言っていることはこちらの方がかなり辛辣。度量が小さい、なんてモノではないですね。原子レベルの心の狭さ・・・イヤもう心を宿すことなど出来ないような。
「あなたってショウメイみたい」と言われた場合、多分一番最初に浮かぶのは「照明 」明るいわぁ~!だと思うのですが、ニッコリ笑った顔のウラにベッドの意味があったら・・・まぁこんなことを言われることはないだろうけれど(;´∀`)
でもでも、こんな度量の小さい、ケチくさい人間にはなるまい!と思った、小心者のワタクシでした!
rohengram799 at 15:10|Permalink│Comments(4)