風鈴
2021年04月13日
純陽雲便りNo.12:ゴルフと蕾
アメリカで行われた男子ゴルフの海外メジャー大会「マスターズ・トーナメント」で松山英樹選手が優勝。日本の男子選手が、ゴルフの海外メジャー大会で優勝するのは初めて! と昨日から話題になっていますね。私の中でゴルフはお金持ちのおじさまがやるもの、というイメージが抜けません(^o^;) 近くの高校にゴルフ部がありますが(すぐ近くにゴルフ場がある)「高校生がゴルフ( ̄□ ̄;)!!」な感覚です……。ゴルフ漫画は「風の大地」とか読んでいましたが、ルールとか全くわかりません。
【風の大地】
https://sp.handycomic.jp/product/index/title_id/205373
今日の読売新聞・編集手帳でも松山選手の優勝について書かれていました。そこで 杉山平一さんの『蕾』という詩の一節が引用されていて、全文を知りたいなと思って検索していたら、過去に石川遼くんが15歳で日本プロゴルフツアーで優勝について書かれた編集手帳で取り上げられていたようで……同じ記者ではないとは思いますが、ほー!となりました。
http://blog.livedoor.jp/tokigen/archives/51156956.html
「蕾 」 杉山平一
誰がつくった文字なのだろう
くさかんむりに雷とかいて
つぼみと
読むのは素晴らしい
とき至って野山に
花は爆発するのだ
遠い遠い花火のように
その音はまだ
この世にとどいてこない
杉山平一さんの詩をもう1つ。
「風鈴」
かすかな風に
風鈴がなっている
目をつむると
神様 あなたが
汗した人のために
氷の浮かんだコップの
匙(さじ)をうごかしておられるのが
きこえます
皆さま、おだやかな1日をお過ごし下さいませ ヾ(´ー`)ノ
【風の大地】
https://sp.handycomic.jp/product/index/title_id/205373
今日の読売新聞・編集手帳でも松山選手の優勝について書かれていました。そこで 杉山平一さんの『蕾』という詩の一節が引用されていて、全文を知りたいなと思って検索していたら、過去に石川遼くんが15歳で日本プロゴルフツアーで優勝について書かれた編集手帳で取り上げられていたようで……同じ記者ではないとは思いますが、ほー!となりました。
http://blog.livedoor.jp/tokigen/archives/51156956.html
「蕾 」 杉山平一
誰がつくった文字なのだろう
くさかんむりに雷とかいて
つぼみと
読むのは素晴らしい
とき至って野山に
花は爆発するのだ
遠い遠い花火のように
その音はまだ
この世にとどいてこない
杉山平一さんの詩をもう1つ。
「風鈴」
かすかな風に
風鈴がなっている
目をつむると
神様 あなたが
汗した人のために
氷の浮かんだコップの
匙(さじ)をうごかしておられるのが
きこえます
皆さま、おだやかな1日をお過ごし下さいませ ヾ(´ー`)ノ
2018年10月03日
稲熟雲便りNo.5:秋の『怪談』
小池真理子さんの『怪談』(集英社文庫)を読みました。秋に怪談というと、飯田蛇笏の「くろがねの秋の風鈴鳴りにけり」みたいに、季節外れのもの悲しさみたいな喪のを感じますが、どちらかといえばファンタジーに近いかも?
「岬へ」「座敷」「幸福の家」「同居人」「カーディガン」「ぬばたまの」「還る」・・・稲川淳二さん的な、正統派(?)ホラーというより、人間の心が造り出した「なにか」を書いているように感じました。怖いことは怖いのだけれど。特に「カーディガン」はアヤシイものの正体がわからない不気味さ、でも気になって引き付けられつてしまうところとか、ヒャー!でしたね。
私が1番好きなのは「還る」です。昭和16年生まれの女性が語る、還暦をむかえるまでのいろんな嬉しいこと、悲しいこと、出逢いと別れ。
愛したり愛されたり、求めたり失ったり、泣いたり笑ったり、魂と呼んでもいいのでしょうけれど、一刻の休みもなく、井戸を掘り下げていくようにして、自分の意識の底の底を掘り続けていた人の心が、そんなに簡単に消えてなくなってしまうものだとは、どうしても思えなくて。いい年をしておかしいかしら。(p249)
死んだというのに、やっぱりまだ心は生きているのね。その心に衣装をまとって、粘土細工みたいに顔やら姿かたちやらを作って加えて、そうやってあちら側の世界から死者はもどってくるのね。あちら側の世界とこちら側の世界はいつも、目に見えないところでつながっていて、そのつながっていることに気づくことにできた人だけが、還ってきた人と再会を果たすことができる……そんなふうに思います。(p281)
東雅夫さんの解説もよかったです~お盆やお彼岸の時期に読みたくなる作品のひとつですわ。
https://blog.goo.ne.jp/tetokosan/e/265a5409623a3f2ddefa6d1b8623a5fa
「岬へ」「座敷」「幸福の家」「同居人」「カーディガン」「ぬばたまの」「還る」・・・稲川淳二さん的な、正統派(?)ホラーというより、人間の心が造り出した「なにか」を書いているように感じました。怖いことは怖いのだけれど。特に「カーディガン」はアヤシイものの正体がわからない不気味さ、でも気になって引き付けられつてしまうところとか、ヒャー!でしたね。
私が1番好きなのは「還る」です。昭和16年生まれの女性が語る、還暦をむかえるまでのいろんな嬉しいこと、悲しいこと、出逢いと別れ。
愛したり愛されたり、求めたり失ったり、泣いたり笑ったり、魂と呼んでもいいのでしょうけれど、一刻の休みもなく、井戸を掘り下げていくようにして、自分の意識の底の底を掘り続けていた人の心が、そんなに簡単に消えてなくなってしまうものだとは、どうしても思えなくて。いい年をしておかしいかしら。(p249)
死んだというのに、やっぱりまだ心は生きているのね。その心に衣装をまとって、粘土細工みたいに顔やら姿かたちやらを作って加えて、そうやってあちら側の世界から死者はもどってくるのね。あちら側の世界とこちら側の世界はいつも、目に見えないところでつながっていて、そのつながっていることに気づくことにできた人だけが、還ってきた人と再会を果たすことができる……そんなふうに思います。(p281)
東雅夫さんの解説もよかったです~お盆やお彼岸の時期に読みたくなる作品のひとつですわ。
https://blog.goo.ne.jp/tetokosan/e/265a5409623a3f2ddefa6d1b8623a5fa
2017年08月14日
竹春雲便りNo.13:お盆ハート💕
おはようございます~昨日は駐車場清掃担当日だったので、グッタリと帰宅し、早々と寝てしまいました。
テレビではお盆休みなどと連呼していますが、田舎に帰らないワタクシ、寝る前にシャボン玉みたいなものを実家に飛ばすような雰囲気をイメージしたら、実家のあちこちにポン!と花が開くというか、子どもが描くような小さな花火が開いていくような場面が浮かび、兄が東京に行ってしまった夏休みのある晩、両親とかき氷を食べたことなど思い出しました。2階は窓を開けると涼しかったので、電気を消して街灯だけ~イチゴのかき氷アイスが溶けていく感覚も懐かしいですわ。
さてさて、漫画を読んでいると、京都宇治田原にある"「正寿院」が出てきました。仏師 快慶作の不動明王(お不動さん)が祀られているお寺で、毎年夏になると開催される「風鈴まつり」が有名だとか。す。そして、もうひとつ! 季節関係なく楽しめる、なんともラブリーなハートの窓💕い"ハートの窓"。和室の中にハートがあるとは!
この窓は「猪目窓(いののめまど)」といいます。"猪目"とは、窓の形状名称のことで、イノシシの目の形に似ていることからそう呼ばれているのだそうです。この形は魔除けや福を招く力があるとされ、日本に古くから伝わる文様で、検索していたら、刀の鍔(つば)にもありました!
正寿院
住所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
TEL:0774-88-3601
天井画も美しく、有名なんですね。全く知らなかった!
はぁ~こんな場所にお出かしたい! 「そうだ(いつか)京都に行こう(*´∀`)♪」・・・皆さま、楽しい1週間を♪(o・ω・)ノ))
テレビではお盆休みなどと連呼していますが、田舎に帰らないワタクシ、寝る前にシャボン玉みたいなものを実家に飛ばすような雰囲気をイメージしたら、実家のあちこちにポン!と花が開くというか、子どもが描くような小さな花火が開いていくような場面が浮かび、兄が東京に行ってしまった夏休みのある晩、両親とかき氷を食べたことなど思い出しました。2階は窓を開けると涼しかったので、電気を消して街灯だけ~イチゴのかき氷アイスが溶けていく感覚も懐かしいですわ。
さてさて、漫画を読んでいると、京都宇治田原にある"「正寿院」が出てきました。仏師 快慶作の不動明王(お不動さん)が祀られているお寺で、毎年夏になると開催される「風鈴まつり」が有名だとか。す。そして、もうひとつ! 季節関係なく楽しめる、なんともラブリーなハートの窓💕い"ハートの窓"。和室の中にハートがあるとは!
この窓は「猪目窓(いののめまど)」といいます。"猪目"とは、窓の形状名称のことで、イノシシの目の形に似ていることからそう呼ばれているのだそうです。この形は魔除けや福を招く力があるとされ、日本に古くから伝わる文様で、検索していたら、刀の鍔(つば)にもありました!
正寿院
住所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
TEL:0774-88-3601
天井画も美しく、有名なんですね。全く知らなかった!
はぁ~こんな場所にお出かしたい! 「そうだ(いつか)京都に行こう(*´∀`)♪」・・・皆さま、楽しい1週間を♪(o・ω・)ノ))