食卓一期一会
2023年05月01日
だし雲便りNo.1:5月だしぃ〜🤭🤭🤭
こんにちは🐥
1年も1/3が過ぎてしまいましたねぇ〜昨日の雨に引き続き、今日もイマイチな空模様です。
さて、今月は「だし雲便り」🥸 立夏もやってくる5月なので夏の季語から選びました。
「だし」は越後を中心に広く日本海一帯に使われている風の名。沖の方に向かって陸地から吹く夏の風のこと。船を出すためには、だしは非常に都合のいい風でもある。その前兆にあらわれる小型の白い乱雲状の雲が「だし雲」。
月不見月(つきみずづき)という5月の異名もありましたが、コレに雲をつけるのはなんかバランスが悪い気がして😓
五月雨の空が垂れ込めて、夜空に月を見る夜が少ないことから月不見月(つきみずづき)と呼ばれるようになったそうです。旧暦の5月は現在の6月ごろなので、梅雨時の天候ですね。
道なりに来なさい月の川なりに 恩田侑布子(※)
「だし」と言えば長田弘さんの詩集『食卓一期一会』を思い出します。文庫本もあるのか〜単行本を手放してしまったので、買い直そうかなぁ。
https://ddnavi.com/book/4758441294/
よい言葉のダシがとれるように精進したい……今月もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
(※)https://gendaihaiku.gr.jp/about/award/association_award/page-3471/
1年も1/3が過ぎてしまいましたねぇ〜昨日の雨に引き続き、今日もイマイチな空模様です。
さて、今月は「だし雲便り」🥸 立夏もやってくる5月なので夏の季語から選びました。
「だし」は越後を中心に広く日本海一帯に使われている風の名。沖の方に向かって陸地から吹く夏の風のこと。船を出すためには、だしは非常に都合のいい風でもある。その前兆にあらわれる小型の白い乱雲状の雲が「だし雲」。
月不見月(つきみずづき)という5月の異名もありましたが、コレに雲をつけるのはなんかバランスが悪い気がして😓
五月雨の空が垂れ込めて、夜空に月を見る夜が少ないことから月不見月(つきみずづき)と呼ばれるようになったそうです。旧暦の5月は現在の6月ごろなので、梅雨時の天候ですね。
道なりに来なさい月の川なりに 恩田侑布子(※)
「だし」と言えば長田弘さんの詩集『食卓一期一会』を思い出します。文庫本もあるのか〜単行本を手放してしまったので、買い直そうかなぁ。
https://ddnavi.com/book/4758441294/
よい言葉のダシがとれるように精進したい……今月もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
(※)https://gendaihaiku.gr.jp/about/award/association_award/page-3471/
2011年02月25日
第418号:言葉のダシのとりかた
今日は近くの中古本屋で100円以下の本が半額になる日!ガッツガツに本を買ってきました(^-^)v
前から気になっていた長田弘さんの詩集『食卓一期一会』定価1980円を50円で購入し、ウフフでございます!!一番最初は《言葉のダシのとりかた》です。
かつおぶしじゃない。
まず言葉をえらぶ。
太くてよく乾いた言葉をえらぶ。
こんな感じで、本当にダシをとるみたいに、言葉の一番ダシのとりかたが詩になっています。そして
だが、まちがえてはいけない。
他人の言葉はダシにはつかえない。
いつでも自分の言葉をつかわねばならない。
と最後に書いてあります。難しい…でも、当たり前のことですよね。だから、『言霊』という言葉が存在するのだと思うし。
『朝食にオムレツを』では、別れたにもかかわらず2人分のオムレツを作ってしまう「きみ」がいます。
別れたことは正しいといまも信じている。
ずいぶん考えたすえにそうしたのだ。
だが、今朝は、このオムレツを一人で食べねばならない。
正しいということはとてもさびしいことだった。
そんな経験のない私でも、2人分の出来立てのオムレツの向こう側にいる「きみ」のことを思い、胸が切なくなるのです(T-T)
エビちゃんに捧げたい『テキーラの飲み方』もあるのですが(笑)私はこの詩が一番好きかな、と思ったのを書いておきます。(長い!?)
『食べもののなかには』
食べもののなかにはね、
世界があるんだ。
一つ一つの食べもののなかに
一つ一つの生きられた国がある。
チョコレートのなかに国があるし、
パンにはパンの種類だけの国がある。
真っ赤なビートのスープのなかには
真っ赤に血を流した国がある。
味があって匂いがあって、物語がある。
それが世界なので、世界は
食べ物でできていて、そこには
胃の腑をもった人びとが住んでるんだ。
テーブルのうえに世界があるんだ。
やたらと線のひかれた地図のなかにじゃない。
きみたちはきょう何を食べましたか?
どこへどんな旅をしましたか?
前から気になっていた長田弘さんの詩集『食卓一期一会』定価1980円を50円で購入し、ウフフでございます!!一番最初は《言葉のダシのとりかた》です。
かつおぶしじゃない。
まず言葉をえらぶ。
太くてよく乾いた言葉をえらぶ。
こんな感じで、本当にダシをとるみたいに、言葉の一番ダシのとりかたが詩になっています。そして
だが、まちがえてはいけない。
他人の言葉はダシにはつかえない。
いつでも自分の言葉をつかわねばならない。
と最後に書いてあります。難しい…でも、当たり前のことですよね。だから、『言霊』という言葉が存在するのだと思うし。
『朝食にオムレツを』では、別れたにもかかわらず2人分のオムレツを作ってしまう「きみ」がいます。
別れたことは正しいといまも信じている。
ずいぶん考えたすえにそうしたのだ。
だが、今朝は、このオムレツを一人で食べねばならない。
正しいということはとてもさびしいことだった。
そんな経験のない私でも、2人分の出来立てのオムレツの向こう側にいる「きみ」のことを思い、胸が切なくなるのです(T-T)
エビちゃんに捧げたい『テキーラの飲み方』もあるのですが(笑)私はこの詩が一番好きかな、と思ったのを書いておきます。(長い!?)
『食べもののなかには』
食べもののなかにはね、
世界があるんだ。
一つ一つの食べもののなかに
一つ一つの生きられた国がある。
チョコレートのなかに国があるし、
パンにはパンの種類だけの国がある。
真っ赤なビートのスープのなかには
真っ赤に血を流した国がある。
味があって匂いがあって、物語がある。
それが世界なので、世界は
食べ物でできていて、そこには
胃の腑をもった人びとが住んでるんだ。
テーブルのうえに世界があるんだ。
やたらと線のひかれた地図のなかにじゃない。
きみたちはきょう何を食べましたか?
どこへどんな旅をしましたか?