高橋睦郎
2019年01月11日
萌月雲便りNo.13:鳩
買い物に行く途中、ヨソのお家の庭にジーッとしている鳩を見かけます。毎回、同じお家ではないのですが、その近辺がお気に入りなのか……あの無機質な目が恐い~!!
そんなことを思っていたら『ベルサイユのばら』の二次創作小説で、山鳩が出てくるステキな作品がpixivにアップされていました。そして中学生くらいの時に読んだ『鳩』という恋愛の詩があったよなぁと。全部を記憶していたわけではなかったので「鳩が逃げたわ 詩」で検索したら、あった~!! (*≧∇≦)ノ
私の中ではモノクロのフランス映画のようなイメージ。会話だけで成り立っているこの詩は、大人になってからもドキドキときめく一篇です。
『鳩』
高橋 睦郎
その鳩をくれないか と あのひとが言った
あげてもいいわ とあたしが答えた
おお なんてかあいいんだ と あのひとがだきとった
くるくるってなくわ と あたしが言いそえた
この目がいいね と あのひとがふれた
くちばしだって と あたしがさわった
だけど と あのひとがあたしを見た
だけど何なの と あたしが見かえした
あんたのほうが と あのひとが言った
いけないわ と あたしがうつむいた
あんたが好きだ と あのひとが鳩をはなした
逃げたわ と あたしがつぶやいた
あのひとのうでの中で
そんなことを思っていたら『ベルサイユのばら』の二次創作小説で、山鳩が出てくるステキな作品がpixivにアップされていました。そして中学生くらいの時に読んだ『鳩』という恋愛の詩があったよなぁと。全部を記憶していたわけではなかったので「鳩が逃げたわ 詩」で検索したら、あった~!! (*≧∇≦)ノ
私の中ではモノクロのフランス映画のようなイメージ。会話だけで成り立っているこの詩は、大人になってからもドキドキときめく一篇です。
『鳩』
高橋 睦郎
その鳩をくれないか と あのひとが言った
あげてもいいわ とあたしが答えた
おお なんてかあいいんだ と あのひとがだきとった
くるくるってなくわ と あたしが言いそえた
この目がいいね と あのひとがふれた
くちばしだって と あたしがさわった
だけど と あのひとがあたしを見た
だけど何なの と あたしが見かえした
あんたのほうが と あのひとが言った
いけないわ と あたしがうつむいた
あんたが好きだ と あのひとが鳩をはなした
逃げたわ と あたしがつぶやいた
あのひとのうでの中で