高齢者
2018年09月18日
菊咲雲便りNo.11:フタの壁
昨日は「敬老の日」でしたね。いつまでたっても「敬老の日は9月15日」の感覚が抜けないのですが・・・全人口のうち70歳以上の割合が初めて20㌫を超えたとか。
「高齢に一歳ずつの違う壁」(八街市・伊藤三峨さん)
昨年の読売新聞・地域版のよみうり文芸にあった川柳です。瀬々倉卓治さんが秀逸に選んだ作品。評はこちら。
たった一歳なのに、皺も足腰も壁がこんなに違う。たった一歳なのに、ご時世の運がこんなに違う。歳のせいも、生んだ親のせいも、負け組はこだわり、勝ち組は言いっこなしにする。見比べて暮らしがわかる女の掌(て)。見てごらん、皺も白髪も年の功。比べない幸せがいちばん。
こちらも前に発売された週刊ポスト(GW合併号)に載っていた記事ですが【あなたの「日常生活年齢」をチェックしよう!】というのがありました。(厚労省などの資料や医師への取材等によりポストが作成したもの)
例えば・・・40代は小学校低学年の子供をおぶって6分間歩ける、50代は階段を休まず4階まで上がれる、60代は電車で吊革に掴まらずに3駅立っていられる、70代はガスコンロの火加減を目で見て調整できる、80代はペットボトルの蓋が固くて開けられない、など。
記事によると「握力の衰えの目安は、男女ともに自分の体重の半分の握力があるかどうか。たとえば、体重60㎏で30㎏の握力がないと荷物の持ち運びなど日常生活に支障が出てきます。80代になると、如実に握力は低下しペットボトルのキャップを開けられない」という人が多くなるそう。
私、最近、モノによるのですが、ペットボトルの蓋が固くて開けられないのです・・・ヤバい(´Д`ノ)ノ
「高齢に一歳ずつの違う壁」(八街市・伊藤三峨さん)
昨年の読売新聞・地域版のよみうり文芸にあった川柳です。瀬々倉卓治さんが秀逸に選んだ作品。評はこちら。
たった一歳なのに、皺も足腰も壁がこんなに違う。たった一歳なのに、ご時世の運がこんなに違う。歳のせいも、生んだ親のせいも、負け組はこだわり、勝ち組は言いっこなしにする。見比べて暮らしがわかる女の掌(て)。見てごらん、皺も白髪も年の功。比べない幸せがいちばん。
こちらも前に発売された週刊ポスト(GW合併号)に載っていた記事ですが【あなたの「日常生活年齢」をチェックしよう!】というのがありました。(厚労省などの資料や医師への取材等によりポストが作成したもの)
例えば・・・40代は小学校低学年の子供をおぶって6分間歩ける、50代は階段を休まず4階まで上がれる、60代は電車で吊革に掴まらずに3駅立っていられる、70代はガスコンロの火加減を目で見て調整できる、80代はペットボトルの蓋が固くて開けられない、など。
記事によると「握力の衰えの目安は、男女ともに自分の体重の半分の握力があるかどうか。たとえば、体重60㎏で30㎏の握力がないと荷物の持ち運びなど日常生活に支障が出てきます。80代になると、如実に握力は低下しペットボトルのキャップを開けられない」という人が多くなるそう。
私、最近、モノによるのですが、ペットボトルの蓋が固くて開けられないのです・・・ヤバい(´Д`ノ)ノ
rohengram799 at 10:15|Permalink│Comments(6)
2017年06月03日
さくも便りNo.4:家族
この前、ダンナさんと久しぶりに映画を観てきました。『家族はつらいよ2』です!
父・周造(橋爪功)と母・富子(吉行和子)の熟年離婚危機を乗り越えた平田家に新たな問題が発生!
あちこちキズが目立つ車を見て、家族が「免許返納」をすすめるのですが、周造は断固拒否(`Δ´) 奥さんはオーロラを見る旅に出掛けているので、同居中の長男の嫁は大変。高校時代の同級生(小林稔侍)と40年ぶりに再会し、その後にプチ同窓会をひらき、酔っ払った状態でふたりでご帰宅。そして翌朝、とんでもないことに・・・なんですが、なんだかんだいってもこの家族は『渡る世間は鬼ばかり』の家族のようによく集まっている気がします。好き勝手にやっているオヤジさんがうらやましいですわ。
今の高齢者を取り巻く問題をコミカルに描いているので、あちこちから笑い声が聞こえました。私にはちょっとふざけすぎに感じるところもあったのですが。
池井昌樹さんの詩にも、奥さんや子どもに向けての詩がたくさんありました。私が買った本は父親になって以降の詩集から「家族について」を意識して選んでまとめた1冊のようです。ひらがなも多いし、挿し絵(?)もなんか気にいったので買いました。ひらがなの多さが「こころの不思議さ」をあらわしているのかなと思います。漢字が多かったり、カタカナだったりしたら、また印象がかなり変わるでしょうね。
今月は父の日がありますね。かなり早いですが、父親をうたった作品もありましたので、書いておきます。なんだか胸いっぱい・・・せつなくて、泣けてきましたρ(・・、)
『灰色の空いっぱいに』
ああ ちちが
ちちがいました
あれからときがたちました
むすこもおおきくなりました
わたしはとしをとりました
すっかりさびしくなりました
こんなにさびしくなってから
ようやくあなたをおもいます
ちちにておわせしひとのこと
出勤途上のふゆのそら
はいいろのそらいっぱいに
ちちがわらっているのです
それでいいともわるいとも
げんきでいろともいるかとも
なんともいわないちちですが
いつかどこかでみたような
はじめてあった日のような
ああ ちちが
はいいろのそらいっぱいに
父・周造(橋爪功)と母・富子(吉行和子)の熟年離婚危機を乗り越えた平田家に新たな問題が発生!
あちこちキズが目立つ車を見て、家族が「免許返納」をすすめるのですが、周造は断固拒否(`Δ´) 奥さんはオーロラを見る旅に出掛けているので、同居中の長男の嫁は大変。高校時代の同級生(小林稔侍)と40年ぶりに再会し、その後にプチ同窓会をひらき、酔っ払った状態でふたりでご帰宅。そして翌朝、とんでもないことに・・・なんですが、なんだかんだいってもこの家族は『渡る世間は鬼ばかり』の家族のようによく集まっている気がします。好き勝手にやっているオヤジさんがうらやましいですわ。
今の高齢者を取り巻く問題をコミカルに描いているので、あちこちから笑い声が聞こえました。私にはちょっとふざけすぎに感じるところもあったのですが。
池井昌樹さんの詩にも、奥さんや子どもに向けての詩がたくさんありました。私が買った本は父親になって以降の詩集から「家族について」を意識して選んでまとめた1冊のようです。ひらがなも多いし、挿し絵(?)もなんか気にいったので買いました。ひらがなの多さが「こころの不思議さ」をあらわしているのかなと思います。漢字が多かったり、カタカナだったりしたら、また印象がかなり変わるでしょうね。
今月は父の日がありますね。かなり早いですが、父親をうたった作品もありましたので、書いておきます。なんだか胸いっぱい・・・せつなくて、泣けてきましたρ(・・、)
『灰色の空いっぱいに』
ああ ちちが
ちちがいました
あれからときがたちました
むすこもおおきくなりました
わたしはとしをとりました
すっかりさびしくなりました
こんなにさびしくなってから
ようやくあなたをおもいます
ちちにておわせしひとのこと
出勤途上のふゆのそら
はいいろのそらいっぱいに
ちちがわらっているのです
それでいいともわるいとも
げんきでいろともいるかとも
なんともいわないちちですが
いつかどこかでみたような
はじめてあった日のような
ああ ちちが
はいいろのそらいっぱいに
2017年01月20日
夢雲便りNo.12:准と美美
大寒にふさわしい(?)雪の舞う朝になりました。これから風邪やインフルエンザが本気を出すのかと思うと・・・ああ、仕事を1週間休んでのんびりしたいですわ。
1764年、2月4日発行の雑誌「Weekly Amusement」には、喉がひりひりする時の対処法として”マトンの腎臓を溶かしたもの・ヤニの樹脂・蜜蝋を混ぜてペースト状にし、布に塗って首に巻く”というのが紹介されているそうです・・・子どもの頃、ネギを切ったのをタオルに詰め為のを巻いたことがありますが、クサイだけで効果があったのかどうか( ̄~ ̄;)ちゃんと病院に行くべきですね💦
【日本老年学会などは5日、高齢者の心身が若返っているとして65~74歳は「准高齢者」と呼び、社会の支え手として捉え直すべきだとした。高齢者は75~89歳と定義し、90歳以上は「超高齢者」とするのが妥当だとしている。】
なんでしょうね、この提言・・・初めてこれを聞いた時に、アニメ『まどか☆マギカ』のキュウべぇの子のためのセリフが浮かんできましたよ(((((゜゜;)
「この国では、成長途中の女性のことを、少女って呼ぶんだろう? だったら、やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだよね」
「この国では、老成途中の成人のことを高齢者って呼ぶんだろう? だったらやがて老人になる人たちのことは准高齢者って呼ぶべきだよね😤😤😤」
この「准」という言葉ですが、記者ハンドブック・新聞用字用語集」(共同通信社)には、
じゅん
【準】[一般用語。次ぐ、なぞらえる、はかる]
準会員、準学士[短大・高専]、準拠、準契約、準抗告、準指導員[スキー、スケートなど]、準州、準じる、準星、準優勝、準用、照準、水準、標準、平準
【准】[特別用語=意味は準と同じ。地位・資格に多く使われる]
准尉、准看護師、准教員[旧制]、准教授、准将、批准(書)
とあるそうです。しかし、日本老年学会とかいろんな組織があるもんですね。こんな分け方をしたら、介護保険やら年金支給やらどうなるんでしょう?
この区分けをして得する誰かがいるのか?と勘ぐってしまいますわ💦
今回のタイトルで懐かしい「じゅんとネネ」を思い出した方はいるかしらん?
♪ほほに小さな泣きぼくろ かわいい人よ なぜ泣くの
あの人なにも知らないの わたしの愛は届かない~
懐メロを歌いたかったワケではなく、昨日久しぶりに女性週刊誌を買ったら(ツヨちゃんが表紙にあったので、つい😅)飲む温泉の特集があって、そこに「別府美美(びび)温泉水」が一番最初にあったんです~! 温泉水パワーで、元気で長生き✨と思ったので、高齢者の話題とセットにしてみました~!
1764年、2月4日発行の雑誌「Weekly Amusement」には、喉がひりひりする時の対処法として”マトンの腎臓を溶かしたもの・ヤニの樹脂・蜜蝋を混ぜてペースト状にし、布に塗って首に巻く”というのが紹介されているそうです・・・子どもの頃、ネギを切ったのをタオルに詰め為のを巻いたことがありますが、クサイだけで効果があったのかどうか( ̄~ ̄;)ちゃんと病院に行くべきですね💦
【日本老年学会などは5日、高齢者の心身が若返っているとして65~74歳は「准高齢者」と呼び、社会の支え手として捉え直すべきだとした。高齢者は75~89歳と定義し、90歳以上は「超高齢者」とするのが妥当だとしている。】
なんでしょうね、この提言・・・初めてこれを聞いた時に、アニメ『まどか☆マギカ』のキュウべぇの子のためのセリフが浮かんできましたよ(((((゜゜;)
「この国では、成長途中の女性のことを、少女って呼ぶんだろう? だったら、やがて魔女になる君たちのことは、魔法少女と呼ぶべきだよね」
「この国では、老成途中の成人のことを高齢者って呼ぶんだろう? だったらやがて老人になる人たちのことは准高齢者って呼ぶべきだよね😤😤😤」
この「准」という言葉ですが、記者ハンドブック・新聞用字用語集」(共同通信社)には、
じゅん
【準】[一般用語。次ぐ、なぞらえる、はかる]
準会員、準学士[短大・高専]、準拠、準契約、準抗告、準指導員[スキー、スケートなど]、準州、準じる、準星、準優勝、準用、照準、水準、標準、平準
【准】[特別用語=意味は準と同じ。地位・資格に多く使われる]
准尉、准看護師、准教員[旧制]、准教授、准将、批准(書)
とあるそうです。しかし、日本老年学会とかいろんな組織があるもんですね。こんな分け方をしたら、介護保険やら年金支給やらどうなるんでしょう?
この区分けをして得する誰かがいるのか?と勘ぐってしまいますわ💦
今回のタイトルで懐かしい「じゅんとネネ」を思い出した方はいるかしらん?
♪ほほに小さな泣きぼくろ かわいい人よ なぜ泣くの
あの人なにも知らないの わたしの愛は届かない~
懐メロを歌いたかったワケではなく、昨日久しぶりに女性週刊誌を買ったら(ツヨちゃんが表紙にあったので、つい😅)飲む温泉の特集があって、そこに「別府美美(びび)温泉水」が一番最初にあったんです~! 温泉水パワーで、元気で長生き✨と思ったので、高齢者の話題とセットにしてみました~!
2016年03月21日
春雲便りNo.21:いぶし銀の道
今日は三連休最終日、道路が混雑しています。車の横をすり抜けていくバイクとかコワイ((((;゜Д゜))) 春休みになったので、小学生向けの交通安全関係のチラシが目につくようになりました。あと高齢者を狙った振り込め詐欺も!
高齢者=シルバーになったのはいつからなのだろう?と思って調べてみたのですが、今では当たり前の「シルバーシート」は1973年(昭和48年)9月15日の敬老の日に、当時の国鉄(今のJR東日本)中央、京浜東北線に導入されたそうです。「シルバーシート」の導入前に50歳以上の夫婦向けに「シルバー周遊券」を発行していて、その連想から名付けたそう。「シルバー周遊券」、「シルバーシート」が使われる頃から、「シルバー」という言葉が、高齢者を表す言葉として、目立って使われるようになったとのこと。
英語で高齢者をあらわすのは、gray(グレー)の方が一般的なんだとか。gray wisdom: 年の功 (wisdom=賢いこと、賢明)gray haired: 老年の (haired=の頭皮をした)……日本だとグレーは曖昧というかちょっとうさん臭いイメージが先行するのでで、灰色ではなくシルバーを使うようになったんでしょうね。「ロマンスグレー」に対抗するのが「いぶし銀」でしょうか(笑)
シルバーゾーンという標識もあるのですね。道路に描かれたものもありますが、これは福祉施設や集会場など高齢者がよく利用される施設のまわりで、なんか危険だわ、とか交通事故が発生するおそれがある所で、 特にドライバーや高齢者自身が注意をしてもらいたいという注意喚起地域の事のようです。場所場所で標識とか違うみたいです。老夫婦のイラストだったりシルエットだったり、おばぁちゃんと孫みたいな雰囲気の標識だったり。ウチの近所では見たことはないのですが、少し範囲を広げたらあるのかしら?
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/3452/sido-sign.html
ゾーンというと「人がものごとに集中、没頭していてさらに上手くいっている精神状態」とか「スポーツ選手がいつもと違い意識していないにもかかわらず、調子が良い!とかなんかうまくいく!など極度の集中状態にあること」を言う特殊な感覚のことの意味もありますね。私がはじめてこの「ZONE」という単語を知ったのは『昴』という青年誌に連載されていたバレエ漫画でした。なんかこれもドラマか映画になった気がする……。
でもでも……シルバーゾーンという言葉を聞いて、真っ先にうかんだのは特殊能力を持った老人たちが『大江戸捜査網』のように『Gメン'75』のように横並びで後ろからライトを浴びている様子でした!
♪近い~近い~夜明けは近い~銀色の~はるかな道~はるかな道~
私のいぶし銀への道のりはまだまだ果てしなく遠い気がします(;´д`)
高齢者=シルバーになったのはいつからなのだろう?と思って調べてみたのですが、今では当たり前の「シルバーシート」は1973年(昭和48年)9月15日の敬老の日に、当時の国鉄(今のJR東日本)中央、京浜東北線に導入されたそうです。「シルバーシート」の導入前に50歳以上の夫婦向けに「シルバー周遊券」を発行していて、その連想から名付けたそう。「シルバー周遊券」、「シルバーシート」が使われる頃から、「シルバー」という言葉が、高齢者を表す言葉として、目立って使われるようになったとのこと。
英語で高齢者をあらわすのは、gray(グレー)の方が一般的なんだとか。gray wisdom: 年の功 (wisdom=賢いこと、賢明)gray haired: 老年の (haired=の頭皮をした)……日本だとグレーは曖昧というかちょっとうさん臭いイメージが先行するのでで、灰色ではなくシルバーを使うようになったんでしょうね。「ロマンスグレー」に対抗するのが「いぶし銀」でしょうか(笑)
シルバーゾーンという標識もあるのですね。道路に描かれたものもありますが、これは福祉施設や集会場など高齢者がよく利用される施設のまわりで、なんか危険だわ、とか交通事故が発生するおそれがある所で、 特にドライバーや高齢者自身が注意をしてもらいたいという注意喚起地域の事のようです。場所場所で標識とか違うみたいです。老夫婦のイラストだったりシルエットだったり、おばぁちゃんと孫みたいな雰囲気の標識だったり。ウチの近所では見たことはないのですが、少し範囲を広げたらあるのかしら?
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/3452/sido-sign.html
ゾーンというと「人がものごとに集中、没頭していてさらに上手くいっている精神状態」とか「スポーツ選手がいつもと違い意識していないにもかかわらず、調子が良い!とかなんかうまくいく!など極度の集中状態にあること」を言う特殊な感覚のことの意味もありますね。私がはじめてこの「ZONE」という単語を知ったのは『昴』という青年誌に連載されていたバレエ漫画でした。なんかこれもドラマか映画になった気がする……。
でもでも……シルバーゾーンという言葉を聞いて、真っ先にうかんだのは特殊能力を持った老人たちが『大江戸捜査網』のように『Gメン'75』のように横並びで後ろからライトを浴びている様子でした!
♪近い~近い~夜明けは近い~銀色の~はるかな道~はるかな道~
私のいぶし銀への道のりはまだまだ果てしなく遠い気がします(;´д`)
rohengram799 at 14:15|Permalink│Comments(6)