黄昏のビギン
2018年01月18日
新光雲便りNo.13:たそがれの案山子
コマーシャルでちあきなおみさんが歌っていた『黄昏のビギン』という歌、もともとは♪黒い花びら~の水原弘さんが歌っていたみたいですね。うん、あの声にあっているような気がする・・・って私は何歳なんだ(笑)
久しぶりに近藤ようこさんの漫画を買いました。この方の絵柄の雰囲気も好き。タイトルは『たそがれの市 あの世お伽話』。描きおろしを含めた11話が収められています。
http://konomanga.jp/guide/130655-2
死んだら最初にたどり着くさびしい場所、それが「たそがれの市」。 自分が死んだと気付かない”大人のおいと”を見かけた少女のおきく。おきくはおいとにまとわりつく幽霊を遮り言う。「お前は元の場所に戻りな」と。おきくとおいとの関係は・・・な最初の「紅の皿」。病で先だった母が子を思う深い哀しみを描いた「涙池」。身分違いの恋と因縁を描いた「思い出」など。
『案山子』では、お館さまに見込まれ、また戦に行き手柄を立て出世し、母親に楽な暮らしを、という息子が出てきます。
「おまえ侍の真似ができるかい! お孫さんの無事だけがおっかあの望みだよ」
「ふん ここで生き腐れていたら おれはあの案山子と同じだ」
「親不孝者! おまえが留守の間 田を守ってくれた案山子の方が頼みになるよ!」
「じゃあ 案山子を息子と思え」と笑う息子の姿を見送り、顔をおおった母親の嘆き。
「ほんとうはおまえを案山子にしてでも 手元においておきたいよ・・・」
お鼻がツーンとしてしまった・・・そして、さだまさしさんの『案山子』を歌いたくなるのでした。
♪元気でいるか 街には 慣れたか友達出来たか
寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る ・・・
久しぶりに近藤ようこさんの漫画を買いました。この方の絵柄の雰囲気も好き。タイトルは『たそがれの市 あの世お伽話』。描きおろしを含めた11話が収められています。
http://konomanga.jp/guide/130655-2
死んだら最初にたどり着くさびしい場所、それが「たそがれの市」。 自分が死んだと気付かない”大人のおいと”を見かけた少女のおきく。おきくはおいとにまとわりつく幽霊を遮り言う。「お前は元の場所に戻りな」と。おきくとおいとの関係は・・・な最初の「紅の皿」。病で先だった母が子を思う深い哀しみを描いた「涙池」。身分違いの恋と因縁を描いた「思い出」など。
『案山子』では、お館さまに見込まれ、また戦に行き手柄を立て出世し、母親に楽な暮らしを、という息子が出てきます。
「おまえ侍の真似ができるかい! お孫さんの無事だけがおっかあの望みだよ」
「ふん ここで生き腐れていたら おれはあの案山子と同じだ」
「親不孝者! おまえが留守の間 田を守ってくれた案山子の方が頼みになるよ!」
「じゃあ 案山子を息子と思え」と笑う息子の姿を見送り、顔をおおった母親の嘆き。
「ほんとうはおまえを案山子にしてでも 手元においておきたいよ・・・」
お鼻がツーンとしてしまった・・・そして、さだまさしさんの『案山子』を歌いたくなるのでした。
♪元気でいるか 街には 慣れたか友達出来たか
寂しかないか お金はあるか 今度いつ帰る ・・・