龍神

2011年03月22日

第443号:Dragon in Your Heart

横文字使うんじゃね~よ!と前に書きながら、自分はブログタイトルを横文字にしている…すみません(笑)


白石一文さんの小説、タイトル買いしてしまいました…『心に龍をちりばめて』。


ちょっと『愛と誠』の岩清水くんばりのセリフ、「俺は、お前のためならいつでも死んでやる」なんて言葉がでてきますが、恋愛小説というには語弊がある…かなぁ。登場人物のひとり、優司がこんなことを言っています。


「俺はあんとき、魂っていうんは固まりやないんやって分かった気がすると。何か知らんけど、魂は心の真ん中にドカンとあるんやなくて、心の一粒一粒に入っとると。俺の心にも小さか魂がいっぱい詰まっとった。そいが、龍のごとあった。溺れて意識がなくなった途端、その小さか龍が一個一個の心の粒から飛び出して、でかい一匹の龍になった。俺らがふだん魂に気づけんとは、そげんして魂が小さくなって心の中に散らばっとるけんたい。俺にとって死ぬていうのは、心にちりばめられとった龍が、大きな一匹の龍になることやった気がする」


龍神さまの誕生ってこんな感じだったのかな、なんて思いました。もともとは地上の人であった魂が天に昇り、かつて自分の生活していた場所を守護する立場に変わったのかと…。


私は辰年、何だか自分が、タツノオトシゴが入ったカプセルでいっぱいなガチャガチャの機械な気がしてきました(((^_^;))




rohengram799 at 11:15コメント(2) 
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